絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




<< 児童館のおはなし会(12年11月) | main | アナベルとふしぎなけいと(絵本) >>
くつくつあるけ(絵本)
 林明子さんの赤ちゃん絵本「くつくつあるけのほん」シリーズの1冊目。

 絵本に登場するのは、たった1足の子どもの靴だけ。
 歩き始めの子どもが履くような靴は、まったく擬人化されていない。
 リアルな靴には手足が描かれるはずもなく、靴の一部を目や口に見立てていることもない。

 だから、絵本の中の靴は靴だけで歩いたり飛び跳ねたりしているのだけれど、靴としての役割の中で動いている。
 そのために、動きはとてもリアルで、靴を見ているだけで、子どもの姿まで見えているような気になってくる。

 しかしよくよく見てみると……

 途中から、見えていたはずの子どもの姿が消えていることに気がついた。
「ぴょん ぴょん」と飛び跳ねて転んでしまうシーン以降がそうだ。

 さらによくよく見てみると……

 その前にも、両足で爪先立ちして「とん とん とん」というシーンがある。
 歩き始めの子どもにはあり得ない動きだ。

 子どもの靴は、靴ではなく「くつ」という生き物になっている。
 知らないうちに靴は歩き始めの子どもから離れて、
 知らないうちに靴は擬人化されていたということになる。

 いつのまにか林明子さんの魔法にかかってしまったのだと思う。
 とても心地よい魔法に……



| comments(0) | trackbacks(0) | 12:07 | chaury |

このページの先頭へ










http://yomikko.jugem.jp/trackback/313
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>

+ 現在表示中の記事
+ 記事の項目
+ RECOMMEND
+ ARCHIVES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ LINKS
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
+ PROFILE
+ COUNTER
ブログパーツUL5