絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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かえるくんととりのうた(絵本)
 小学校入学前の小さい子どもとでも、一緒に眺めることのできる死に関係する絵本。

 一羽の黒い鳥が死んで、地面に仰向けになって倒れている。
 けれども、かえるくんも、こぶたさんも、あひるさんも、死というものが分からない。
「眠っているのかもしれない」「具合が悪いのかもしれない」などと思っている。
 そこへ、ちょいと物知りの、のうさぎくんが登場。
 みんなに、死ということと、鳥は死んでいるということを教えてあげる。
 そしてその後、みんなで地面に穴を掘って、鳥を埋めてあげる。

 ……この絵本は、ここで終わらない。

 鳥を埋めた後の帰り道、みんなはしんみりとしている。
 けれども、かえるくんが突然走り出して鬼ごっこが始まる。
 思いっきり遊んだ後の「いきてるって、すてきだね」という、かえるくんの台詞。

 ……この絵本は、ここで終わらない。

 最後のページの絵を見てみると、木の上に死んだ鳥と同じ姿をした鳥が描かれている。
 そして最後は、次の文章で終わっている。

「いちわのとりが木の上で、きれいなこえでうたっていたのです。
 ――いつものように。」

 前半部分で終わっていたならば、単純な死の説明でしかないけれども、後半部分があることによって「???」が生まれて、子どもがもっと深く生と死を考えるきっかけになるのではないだろうか。
 大人だって最後の「――いつものように。」は、さまざまな捉え方が出来て考えさせられる部分だと思う。



| comments(0) | trackbacks(0) | 12:25 | chaury |

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