絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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ぼくがとぶ(絵本)
佐々木 マキ
絵本館
(2013-02-12)

 登場する「ぼく」は、中学生または高校生くらいの男子に見える。

「ぼく」は、本当に飛ぶ飛行機を、一人だけで作っている。
 1度は失敗するものの、2度目には飛ぶことに成功する。

 そして、

 どこまでもどこまでも飛び続け、世界の空を飛び回る……という物語。

 重要なのは……

「ぼく」が飛行機を作っていることは、
「とうさんも かあさんも しらないんだ」ということ。

 子どものことは何でも知っていると思っている親。
 親の知らない所で成長を遂げている子ども。

 それから両親の表情と態度……

 とくに印象的なのは、大空に飛び立った「ぼく」を見上げる顔。
 それほど驚いている様子はなく、どちらかというと無表情なのだけれど、しっかりと手を振っているのだ。

 両親の無表情さは、無関心に見える。
 けれども無関心ではなくて、意識的に見ようとしなかった、または見たくなかったのではないかと思う。

 なぜなら……

「ぼく」は、隠れて飛行機を作っていたわけではないからだ。
 家の前の庭で、どうどうと作業をしてきた。

 にもかかわらず……

「とうさんも かあさんも しらないんだ」と書かれているのだから。

 両親が手を振ったのは、事実だと認めたくなかったけれども、本当に飛んでいるところを見せつけられて、認めざるをえなくなったということだと思う。

 こうしたシーンを眺めていると……

 どうしても、さわやかな親離れ(巣立ち)の物語に思えてならない。

 登場する「ぼく」に……

「とうとうやったね!」と声をかけたくなってくる。

………………………………………………………………………

「ぼくがとぶ」は、
 1975年に「こどものとも第231号」として発行された作品。



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