絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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しでむし(絵本)
 人が分からない多くのことを自然が教えてくれます。

 そんなとき……

 人が作り出すものは、自然が作り出すものを超えることなんてできないのだと思ってしまいます。

 自然が教えてくれるのは、具体的なコトだけではありません。
 抽象的なコトもそうです。

 死ぬことや生きること……

 こうしたことを扱う物語では、人や擬人化された動物が登場して、多くの場合「悲しさ」や「別れ」がテーマに関わってきます。

 物語は、登場人物が死を理解したり受け入れたりすることによって、悲しさを乗り越えていくという展開になります。
 けれども、舘野さんの描くリアルな「しでむし」からは、悲しさなんて微塵も伝わってはきません。

 ただ「しでむし」が生きている姿が描かれているだけです。
 ただ「しでむし」の日常が描かれているだけです。

 それなのにページをめくるごとに、死ぬことや生きることに関することが、相当な重みをたずさえて迫ってきます。
 そして最後の見開きに描かれた森の中を飛ぶ「しでむし」を見て、命が光り輝いていると感じてしまうのです。

 それにしても……

 なぜ私たちは、そんなふうに感じてしまうのか?

 それだけ人は、自然から離れてしまったということなのかもしれません。

………………………………………………………………………

 「しでむし」は、漢字では「死出虫」となり、死体を食べに集まってくる虫だそうです。



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