絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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やんすけとやんすけとやんすけと

 いったい何なんだ!


 平仮名だらけの長ったらしい分かりづらいタイトル。


 注意深く見てみると、「やんすけと」が3回続いている。


 もしも、「と」が助詞ならば、「やんすけ」とは何ぞや?



 ……などと思いつつ、ページをめくる。



 そうして中盤にさしかかったころで……


 「そこへ こどもの やんすけが


  おむすびを もって かけてきました」


 ここでようやく「やんすけ」というのは、きこりの「ごんさん」の子どもであることが判明。



 「ごん」にくらべて「やんすけ」は、やけにアカヌケた名前だと感じたのは、私だけだろうか!?


 きっとそれは、遊郭で花魁などが使っていた「〜でやんす」「〜でありんす」といった言葉を思い浮かべてしまったからだ。


 花魁言葉は、優雅で上品に見せるためだけでなく、方言を隠し、出身地をごまかす目的もあったらしい。


 遊郭には、「桃源郷は実在するんだ」というような幻想が必要だったのだろう。
 きっとその幻想には、生活臭は邪魔なものでしかなかったんだ。



 ずいぶんと話がわき道にそれてしまったけれども……


 ……絵本や昔話の中も、幻想で溢れかえっている。
 でもそれだけじゃない。
 生活臭だってプンプンといたる所に漂っているんだ。


 「やんすけと―」だってそうだ。
 終盤を見てみれば、それが痛いくらいに伝わってくる。
 大笑いをしながらだけれども。



 それからもう一つ……



 作者にしてみればタイトルは、もっともっともっともっと……


……長くて分かりづらいものにしたかったんだろうな、というこに気付くはずだ。




| comments(0) | trackbacks(0) | 16:18 | chaury |

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