絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




<< ちいさな死神くん(絵本) | main | しろうさぎとりんごの木(絵本) >>
ゆきがふる(絵本)
蜂飼 耳
ブロンズ新社
(2013-10-12)

 一面雪の世界の中にいると、いつのまにか物思いにふけってしまう。
 そして自然に自分自身と向き合うことになる。

 ときにはそんな時間が、
 次の一歩を踏み出すためのきっかけを作るのかもしれない。

「ゆきがふる」は、そんな絵本のような気がする……

 でも最初は、
 雪が降り積もった白い世界の幻想的な美しさを味わうことになる。

 登場するのも、うさぎの兄妹と母親の家族、雪の日に現れるという「ふわふわころり」、雪を降らすことのできる「ゆきぐも」という面々。

 やわらかなメルヘンの世界に、気持ちよく浸ることができて楽しい。

 けれども後半で少々雰囲気が変わってくる……

 うさぎの「ぼく」は、「ゆきぐも」とひとつの約束をすることになる。

「ゆきぐも」が、病気の妹のために窓のそばに来て雪を降らせる代わりに、
「ぼく」は、一番大事なおもちゃを「ゆきぐも」にあげるという約束。

 それで何が「次の一歩を踏み出すためのきっかけ」だったのかというと……

「ぼく」の一番大事なおもちゃというのは、
 おそらく亡くなっているお父さんがくれたおもちゃだったということ。

「ぼく」は、おもちゃを手放すことによって次の一歩を踏み出すことになり、

 お父さんは、「ゆきぐも」によって
 ようやく天国に行くことができたのではないかと思うのだ……



| comments(0) | trackbacks(0) | 13:39 | chaury |

このページの先頭へ










http://yomikko.jugem.jp/trackback/594
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

+ 現在表示中の記事
+ 記事の項目
+ RECOMMEND
+ ARCHIVES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ LINKS
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
+ PROFILE
+ COUNTER
ブログパーツUL5