想像する楽しさがあります。
シンプルさがいいのです。
最初の見開きは、
「あんパン どうぞ」の文字と
あんパンの絵。
次の見開きが、
「ぱくっ」の文字と
一口だけかじられたあんパンの絵。
このような感じで
いろいろなパンが登場します。
ただこれだけなのですが……
想像してしますのです。
パンのかじり口の
大きさ、
形
歯型の付き具合。
そして……
パンを食べる様子の擬音と
その文字の大きさ。
どんな人が食べているのだろうか?
子どもだろうか?
大人だろうか?
家族だろうか?
子どもたちだけだろうか?
パンを食べるのが初めて子どもだろうか?
パンの嫌いな子もいるのだろうか?
……などなど……
こんなことを考えていると、
あっというまに何十分もの
楽しい時間が過ぎてしまいます。