絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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病気になった時の絵本

 先週、38.8度の熱を出して寝込んでしまった。


 理由が分からない!?
 何年か前にインフルエンザにかかった時でも、これだけの熱は出なかった。


 まあ、快復したから、よしとしよう!

| comments(0) | trackbacks(0) | 00:56 | chaury |

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野茂英雄さんの「よみっこ」

  野茂英雄さんは、すばらしい!


 「よみっこ」をしてもらったら、聞きほれてしまうだろう。


 どこかのエアコンのCMを見ていて、そう確信した。


 何をやらせたって、どこをどう切り取ったって、前からも後からも、表も裏も、どこから見ても、野茂英雄は野茂英雄でしかない。


 「よみっこ」は、人と人とのコミュニケーションなんだ。
 けっして演じるんじゃない。


 だからこそ野茂英雄さんに、ぜひ、絵本を手にとって「よみっこ」をしてもらいたい。


 とりあえず、「いないいないばあ」なんかは、どうだろうか。

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:34 | chaury |

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死神さんとアヒルさん
ヴォルフ エァルブルッフ
草土文化
(2008-02)

 「死神さん」は、タキシードを着ているわけではない。


 役所のような、またはガテン系のような作業着でもなく、ガードマンのような医者のような制服でもない。


 かといって、ジャージでもなく、パジャマでもなく、ジーパンでもない。


 「死神さん」が身に付けているのは、地味だけれども清潔感が漂うスモックだ。
 その下には、くるぶしまで届きそうなロングスカートをはいている。
 きっと「死神さん」は、女性なのだろう。


 そして「死神さん」は、ガイコツさんなのだけれども、スモックを見事に着こなし、たおやかささえも漂わせている。


 スモックは、大辞泉によると「ゆったりとした上っ張り。事務服、画家の仕事着、子供の遊び着など」と書かれている。


 この「死神さん」の衣装によって、作者が伝えようとする「死」のイメージが物語とともに読者に届いてくる。


 死は日常なんだ。


 それでも……


 「死神さん」が、亡くなった「アヒルさん」を見送っているシーンでは……


 「死神さんは、すこし気持ちがしずみました」と書かれている。


 そんな「死神さん」は、まったく恐れる対象ではない。


 それどころか私たちは、「死神さん」の登場からラストまで、その姿と言葉で体中をまんべんなく癒されることになる。


 きっと「死神さん」は……寄り添うべき対象なんだ……

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:09 | chaury |

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やんすけとやんすけとやんすけと

 いったい何なんだ!


 平仮名だらけの長ったらしい分かりづらいタイトル。


 注意深く見てみると、「やんすけと」が3回続いている。


 もしも、「と」が助詞ならば、「やんすけ」とは何ぞや?



 ……などと思いつつ、ページをめくる。



 そうして中盤にさしかかったころで……


 「そこへ こどもの やんすけが


  おむすびを もって かけてきました」


 ここでようやく「やんすけ」というのは、きこりの「ごんさん」の子どもであることが判明。



 「ごん」にくらべて「やんすけ」は、やけにアカヌケた名前だと感じたのは、私だけだろうか!?


 きっとそれは、遊郭で花魁などが使っていた「〜でやんす」「〜でありんす」といった言葉を思い浮かべてしまったからだ。


 花魁言葉は、優雅で上品に見せるためだけでなく、方言を隠し、出身地をごまかす目的もあったらしい。


 遊郭には、「桃源郷は実在するんだ」というような幻想が必要だったのだろう。
 きっとその幻想には、生活臭は邪魔なものでしかなかったんだ。



 ずいぶんと話がわき道にそれてしまったけれども……


 ……絵本や昔話の中も、幻想で溢れかえっている。
 でもそれだけじゃない。
 生活臭だってプンプンといたる所に漂っているんだ。


 「やんすけと―」だってそうだ。
 終盤を見てみれば、それが痛いくらいに伝わってくる。
 大笑いをしながらだけれども。



 それからもう一つ……



 作者にしてみればタイトルは、もっともっともっともっと……


……長くて分かりづらいものにしたかったんだろうな、というこに気付くはずだ。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:18 | chaury |

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ぶす

 とんでもない絵本です。


 こんな題名の絵本が、あってもいいのでしょうか……



……というようなことを言いながら、老人ホームで「ぶす」を読んできました。



 私としては、題名を紹介した後に、


 「こんなとんでもない題名の絵本は、ぜったいに読まないで捨てちゃいましょう!」


 なんてことを続けて言おうと思っていたのです。


 そうしましたら、一人のおばあちゃんがニコニコと楽しそうに、


 「あ〜、私のことだ! ハハハハハ」


 と、笑ったのです。



 「ぶす」というタイトルに不快感を持たないようにと考えていたのですが、余計な心配だったようです。


 笑っているおばあちゃんの器は大きいです。
 いろいろなものを受け止めて、笑い飛ばしちゃうことができるのです。


 その笑いは、おばあちゃんが体験してきた様々な出来事をろ過して生み出されたものです。
 そのためなのかもしれません。笑顔と笑い声は、ていねいにドリップしたコーヒーのように豊かな香りをふりまいて、周りをなごませてくれました。


 でも、「私のことだ!」と言ったおばあちゃんは、けっして「ブス」なんかじゃなく、見目麗しき女性です。


 私の審美眼は確かですから、間違いありません!



 ところで、老人ホームで「ぶす」を読んだ後……


 「私のことだ!」のおばあちゃんはもちろん、みなさんが、とっても楽しそうに笑っていたことを付け加えておきます。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:14 | chaury |

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