絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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「こわーい おはなし会」のお知らせ(13年8月)
 図書館のスペシャルおはなし会です。
 場所は、東京の杉並区です。

 今年で3回目になりました。

 図書館でおはなし会をしているボランティアが出演します。
 私も語りをやります。

 よろしくお願いします!
 
………………………………………………………………………

◇期日:2013年8月7日(水)

◇時間:午後3時〜4時(開場:2時50分)

◇場所:永福図書館 地下 講座室

◇出演:おはなし会のボランティア4人

◇料金:無料

◇お問合せ:永福図書館

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ぼくがとぶ(絵本)
佐々木 マキ
絵本館
(2013-02-12)

 登場する「ぼく」は、中学生または高校生くらいの男子に見える。

「ぼく」は、本当に飛ぶ飛行機を、一人だけで作っている。
 1度は失敗するものの、2度目には飛ぶことに成功する。

 そして、

 どこまでもどこまでも飛び続け、世界の空を飛び回る……という物語。

 重要なのは……

「ぼく」が飛行機を作っていることは、
「とうさんも かあさんも しらないんだ」ということ。

 子どものことは何でも知っていると思っている親。
 親の知らない所で成長を遂げている子ども。

 それから両親の表情と態度……

 とくに印象的なのは、大空に飛び立った「ぼく」を見上げる顔。
 それほど驚いている様子はなく、どちらかというと無表情なのだけれど、しっかりと手を振っているのだ。

 両親の無表情さは、無関心に見える。
 けれども無関心ではなくて、意識的に見ようとしなかった、または見たくなかったのではないかと思う。

 なぜなら……

「ぼく」は、隠れて飛行機を作っていたわけではないからだ。
 家の前の庭で、どうどうと作業をしてきた。

 にもかかわらず……

「とうさんも かあさんも しらないんだ」と書かれているのだから。

 両親が手を振ったのは、事実だと認めたくなかったけれども、本当に飛んでいるところを見せつけられて、認めざるをえなくなったということだと思う。

 こうしたシーンを眺めていると……

 どうしても、さわやかな親離れ(巣立ち)の物語に思えてならない。

 登場する「ぼく」に……

「とうとうやったね!」と声をかけたくなってくる。

………………………………………………………………………

「ぼくがとぶ」は、
 1975年に「こどものとも第231号」として発行された作品。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:43 | chaury |

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おおきなおひめさま(絵本)
 ちょいとした、しかけのあるページもあって、
 もう、文句なしに面白いのです。

 でも……

 ここで紹介したいのは、その面白さではありません。

 もしかしたら、
 細やかな気遣いではないのか……

 と、思ったことがあります。

 この絵本は……

 葉っぱの上にのるような小さくて可愛らしい「おひめさま」が、どんどんと大きくなって、あっという間にお城よりも大きくなってしまう過程を楽しむ内容になっています。

 そしてラストは「めでたしめでたし」ということで、
「おひめさま」が小さくなって終わります。

 けれども最後の文章は……

「でも、ちいさくなったとはいえ、
 すこし おおきめの おひめさまでした」

 となっていて、絵は……

 王様とお妃様の2倍くらいの身長で「おひめさま」が描かれています。

 このラストです!

 大きくなった「おひめさま」を笑ったわけではない……
「おひめさま」は、大きくたって小さくたっていいんです……

 というメッセージだったのではないでしょうか。

 最後の見開きの「おひめさま」は、大きくてとても可愛らしいです。

 でもでも……

「おひめさま」は、物語の中で大きくなったり小さくなったりするのですが、
 周りにあるベッドやお城などの大きさが変わるだけで、
 描かれている「おひめさま」の姿形は、いっさい変わっていないのです。

 このことからも、

「大きくても小さくてもお姫様はお姫様」
 というメッセージを感じ取ることができます……

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:45 | chaury |

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あーんあん(絵本)
 おもしろくて……そして感心してしまいました。

 お母さんと一緒に男の子が保育園に行きます。
 でも到着したら、男の子は、お母さんと別れなければなりません。

 だから……「あーんあん」となるわけです。

 それでその悲しさが、保育園の友達に伝染していって……
 友達みんなが涙を流して泣き始めます。

 大量の涙が流れて、子どもたちの周りにたまり、プールのようになります。

 それでもみんなは泣き止まず、
 これでは、おぼれてしまうではないかと思っていると……

 子どもたちは、魚になって涙の中で泳ぎ始めます。

 慌てたのは、保育園の先生。
 すぐにお母さんに電話をします。

 すると……

 感心をしてしまったのは、ここです!

 お母さんは、慌てず騒がす……

 落ち着いたものです……母親とはこういうものなのでしょうか!?

 バケツを手に持ち、魚とり網を肩に担ぎ、

「やれ、やれ……」

 という顔をして歩いて行きます。

 けっして必死の形相で走ったりはしないのです。

 ……こんなお母さんです……母は強し、という感じです……

 もうこれで、結末がどうなるのか説明するまでもありません。

 この母親がいれば、男の子が、おぼれるはずはないのです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:08 | chaury |

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老人ホームのおはなし会(13年7月)
1.あめあめふれふれ ねずみくん
2.たいこうち たろう
3.せきとりしりとり
4.あーんあん

<☆chaury担当>

「あめあめふれふれ ねずみくん」は、
「ねずみくんの絵本」シリーズの1冊です。
 ですから「ねずみくん」の絵は、小さく描かれています。

 ということで……

「『ねずみくん』が見えなくても大丈夫です。
 私の話を聞いているだけで、その様子が頭に浮かんできます!」

 などということを言ってから「よみっこ」始めました。

 そして少しだけ、本文以外の説明を加えました。

 とにかく……

「ねずみくん」が、相合傘をするシーンで、
 みなさんと感動を共有できればいいと思っていたのです。

「せきとりしりとり」は、尻取りの絵本。

 習慣なんでしょうか……

 文章の最後の一文字だけを言いたくなって、
 けっきょく声に出して言ってしまうのです。

「せきとりしりとり」だったら、
 その後に、みんなで「り!」……という感じです。

 でもこの声が……

 軽快なリズムと、いい雰囲気を作ってくれるのです。

 もしも来場してくれたみなさんが、
 言ってくれそうもないと思った時は……

 言ってもらうように、
 何回か練習してみるのも面白いかもしれませんね。

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:32 | chaury |

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高齢者在宅サービスセンターのおはなし会(13年7月)
1.いいから いいから 3
2.へんなかお
3.おんちょろきょう

<すべてchaury担当>

 毎月おはなし会をしている図書館員の方の取り持ちによって、今日のおはなし会が実現しました。

 もちろん初対面の方たちでしたが、最初からあたたかな雰囲気で受け入れてもらいました。

 雑談の中で、「絵本は、大人でも楽しめるものなんです!」ということを力説したのですが、おはなし会終了時には、みなさんに、そのことを納得してもらえたようです。

 やっぱり笑顔は、いいです!
 こちらが幸せになります。

 ということで、この施設で、
 9月から月1で、おはなし会を開くことになりました。

 あの笑顔を見てしまったら、引き受けないわけにはいきません!

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:13 | chaury |

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に〜っこり(絵本)
 赤ちゃんが、「に〜っこり」とする時というのは、
 いろいろとあるようです。

 この絵本を眺めてみれば分かります。

 それではみなさんが、「に〜っこり」とする時というのは、
 どんな時なのでしょうか?

 ……思い当たらない……

 なんてことのないようにしたいものです。

 無理にでも考え出して……希望でもいいから……
 書き出してみましょう!

 そうすれば、それを見て、

「あっ、私にだってこんな幸せなことがあったんだ」

 などと気付かされるかもしれません。

 もしそうでなくても、それを見て……

「この『に〜っこり』を増やすために頑張ってみるか!」

 などという目標ができるかもしれません。

 ……でも結局、「に〜っこり」とする時というのは……

 パートナーや子どもの顔を見る時なのかもしれませんね。

 けっして、

「私は、子どもの顔を見る時だけだ」

 などということは言わないでください……

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:22 | chaury |

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ちいさいわたし(絵本)
 最後のページの前の見開きで、
 登場する女の子がつぶやきます……

「いろんなこと できるように なったら、
 ちいさい わたしじゃ なくなるの。
 そうしたら、
 わたし どんなこに なるのかな。」

 この見開きを眺めながら……

「わたしは、わたしだよ。わたしは、わたしにしかならないんだ。
 でもきっとキミだったら、
 どんな『わたし』にだってなれるはずさ!」

 ……なんてことを、一人で微笑みながらつぶやいていました。

 その後、ふと思い、

 誰にも見られていなかったか、すぐに周りを見回したのでした……

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:48 | chaury |

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落ち葉になる(オリジナル童話)
「ねつでやすんでいるキミへ」

「いきのびる魔法」


 この2つの絵本に刺激されて、
 久しぶりにオリジナルの童話をアップすることにしました。

 私が参加している児童文学の会「メルヘンん21」が
 昨年発行した同人誌に掲載した作品です。


「落ち葉になる」

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:39 | chaury |

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いきのびる魔法(絵本)
 少し前に、しりあがり寿さんの「ねつでやすんでいるキミへ」という絵本の紹介をした。

 その紹介文の最初と最後を、そのままここにコピーペーストして、この絵本の紹介を終わらせてもいいのではないかと思った。
 以下の文章がそうだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「しりあがり寿さんが、大人を代表して、
 次世代を担う子どもたちに送るメッセージ。」

「いずれにしても、いっさいギャグのない絵と文面から、
 今、言わなければならないという、
 作者の切実な気持ちが伝わってきたような気がした。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いきのびる魔法」は、「いじめられている君へ」という副題がついている。
 そして西原さんの伝えたいことが、とにかくストレートな言葉で分かりやすい内容で描かれている。

 この絵本は、「いきのびる魔法」にくわえて、西原さんの息子さんの名前の由来を記した見開き2ページだけの「おまけ」と、「うつくしいのはら」と題された小品と、やはり子どもへのメッセージとして描かれている「あとがき」の4つからなっている。

 繰り返しになるけれども、それぞれは、とても分かりやすい。

 けれども、この4つの「作品」が、
 一つの絵本の中に納まっているということが重要だ。

 4つの内容は、絡まり合って、とてつもなく大きな事柄に膨れ上がる。
 膨れ上がったものは、具体的で分かりやすい絵や言葉ではない。
 私たち自身が考えなくてはいけないこと。

 そんなものが絵本を閉じた後、ふわりと襲い掛かってくる……

 さてそれは、どのような事柄なのか?
 実際に絵本を手に取って「感じて」みてください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いきのびる魔法」の中で、少年兵について描かれている場面があります。

 私も同じようなことを感じたことがありました。
 それが、ずいぶん前に書いた以下の文章です。

「戦争に反対です!」

 少年兵のことが「いきのびる魔法」の内容と、どう関わってくるのか?
 それは、絵本を手に取って確かめてみてください。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:25 | chaury |

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