絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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おさんぽ(絵本)
江國 香織
白泉社
(2002-07-12)

 不思議な絵本……

 私は大好きなのです!

 でも……

 好き嫌いが分かれそうな感じです。

 作が「江國 香織」さん、絵が「こみね ゆら」さんで、
 2002年に発行された絵本。

 たとえば「もこもこもこ」のように、
 一見して、わけの分からない内容ではありません。

 女の子が主人公で、明確なストーリーもあります。
 その上、
 誰でもが「そうなるのか!」と納得できるような結末もあります。

 けれども……

「なんだこれ?」という感じがあるのです。

 さらに……

「子どもの絵本?」と思ってしまう人もいるかもしれません。
 時々出てくる難しい言葉や女の子の口調なども、
 そう思う要因かもしれません。

 しかし……

「もこもこもこ」と同じように、
 子どもと「よみっこ」してみればいいんです。

 どんな反応をするのか……!?

 こうした絵本の楽しみ方は、「もこもこもこ」と同じです。
 よかったら、ずいぶんと前に書いた私のレビューを見てください。

もこもこもこ

 まあ、これを読まなくても、この絵本「おさんぽ」の楽しみ方は、
 最後の見開きの文章の中に書いてあるのですけどね。

………………………………………………………………
「あー、おもしろかった」
 おんなのこは声に出して言いました。
………………………………………………………………

 そうなんです!

 分かろうとする前に、
「おもしろい!」と感じたかどうかなのです。

 そして「おもしろい!」と感じたことを、
 そのまま自分自身で受け入れることが重要なのです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:46 | chaury |

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ほうれんそうは ないています(絵本)
 2011年3月11日に始まった福島の原発事故に関する絵本。

 ほうれん草が……

「ぼくは たべてもらえません。」

 と言って悔しがっています。

 米も牛も魚のカレイも、同じように悔しがります。

 悔しがって……泣いています……

 土が海が空が木が……泣いています……

 そして最後の見開きに、

「もう、なきたくない。」

 と、ひと言書かれています。

 忘れてはいけません……

 同じように悔しがって泣いたことを。
 そして「もう、泣きたくない」と思ったことを……

 ……裏表紙を見逃すことのないようにしてください……

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みな また、よみがえる(写真絵本)
尾崎たまき
新日本出版社
(2014-02-12)

 水俣の海(不知火海)が公害によって汚された記憶と回復への過程を、この海の湾内に浮かぶ恋路島の一人称で語っている写真絵本です。

 忘れてはいけないことです。
 記憶し続けなければいけないことです。

 でもそれは、地元はもちろん県内や国内に限ったことではありません。

 貴重な体験は、海外に発信したいものです。

 とくに発展途上国に……


「水俣物語」は、まだ手にしていないのですが、
 作者「尾崎たまき」さんが、新たに2014年に発行した「写真集」です。
 152ページということなので、より多くの情報を得ることが出来るのではないでしょうか。

| comments(0) | trackbacks(0) | 10:16 | chaury |

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老人ホームのおはなし会(14年4月)
1.うれないやきそばパン
2.おかあさんだいすきだよ
3.そよそよさん
4.ひとのいいネコ

<☆chaury担当>

「うれないやきそばパン」の流れで、パンの話題になる。

 好きなパン第1位は、手を上げてくださった人数と、みなさんの反応の様子からしますと……「あんぱん」でした。

 つづいて手の形?をした「クリームパン」。さらに「ジャムパン」。

 そして出てきたのが……「コロネ」……パンの形がソフトクリームのクリームの部分のようにクルクルと巻いてあって、中にチョコレートクリームが入っているパンです。

 なんだか不思議です……

 これらのパンは、今もあるものなのにもかかわらず、
 なぜか懐かしさを感じます。

 ……食べ物の話は、いいです……
 みなさんが、活き活きしてきます!

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:07 | chaury |

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ジャーニー 女の子とまほうのマーカー(絵本)
 2014年度、コルデコットオナー賞受賞作品。
 文章のない絵本。

 描いたものが実際のものとして現れる魔法の赤いマーカーを手にした女の子が、冒険の旅をする話。

 マーカーのアイディアは、よくあるものですが、絵がとてもいいのです。
 文章がないということもありますが、いろいろと想像をかきたてられます。

 たとえば……扉の後の奥付のある見開きページです。

 1度さらっと眺めてから、この見開きに戻ってくると、
 さまざまなことを発見することができます。

 この絵本は、
 女の子が男の子と出会って仲良くなるところで終わります。

 その男の子が、この見開きに、後姿で登場しています。
 すでに魔法の紫色のマーカーを手にして。

 おそらく男の子は、クラスメートが周囲にいても、その輪の中に自分から入っていくことが出来ずに、いつでも一人ぽっちなのでしょう。
 そして女の子も、家族に相手にしてもらえず、寂しそうな様子です。

 ですから現実の世界は、面白味のないセピア色です。

 女の子も男の子も、待っているだけなのかもしれません。
 二人とも、ただじっとしているだけで停滞しています。
 だから……信号機は赤になっているのでしょう。
 ちなみに……ラスト前で女の子と男の子が出会う場面では、信号機は青になっています。

 それから冒険の最中に登場して、二人を結びつける役割を果たす紫色で尾っぽの長い鳥がいるのですが、もしかしたらその鳥だと思われる鳥が小さく描かれています。
(長い尾っぽが見えないので、はっきりとは分かりません)
 もしそうだとしたら、冒険も素敵な出会いも、現実の世界にちゃんとあるんだよということかもしれません。

 それから重要なのが、その次の次の見開きページ。
 部屋の中にいる女の子の絵です。

 何が重要なのかというと……

 女の子は、部屋の壁にドアーの絵を描いて、
 そのドアーから冒険の旅に出て行ったということ。

 この時……

 実際の部屋のドアーは、開いているのです。

 おそらく……

 魔法のマーカーを使ったから冒険をすることが出来たのではなく、自分の意志でドアーを描いたことによって……行動を起こしたことによって……冒険の旅に出ることが出来たのだと思います。

 おもしろいのは、実際のドアーから猫が出て行こうとしていることです。
 猫の気持ちがあれば、どんなドアーからだって、冒険に出ることができるということかもしれません。

 それから尾っぽの長い紫の鳥ですが……

 最初は、男の子が描いたものかと思ったのですが、

 そうではなく……

 自由や冒険、発見や出会いの象徴として描かれているような気がします……

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:34 | chaury |

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ミシンのうた(絵本)
 一見すると、心安らぐやわらかな肌触りのメルヘンで、
 子どもが楽しめる絵本です。

 でも……

 ラストだけは、大人に向けて描いているような気がするのです。

 登場するのは、古い洋品店で見習いとして働いている女の子。
 女の子は、ショーウィンドウに飾られている手回しのミシンが気になっていたのでした。

 そのミシンに女の子は導かれたのでしょうか……満月の夜ごとに女の子は、そのミシンで服を1着縫い上げるようになったのです。

 そのたびごとに、店の主人に「お前は、まだ見習いだ。かってにこんな服を作ってはいけない!」というようなことで怒られるのです。
 けれども作られた服は、必ずすぐに売れるのでした。

 そんなことが続き、店は繁盛するのですが、女の子は、見習いのままです。

 そしてある日、
 女の子が作り上げたのが、子どもが着る小さな2着の服でした。

 この2着だけは、なかなか売れなかったのですが、
 ひと月が過ぎた満月の夜……

 1人の女の子が表れます。
 この女の子が1着の小さな服を着て、見習いの女の子に言います。
「あなたも きてみて。」

 すると見習いの女の子は、
 その服に合うような小さな女の子になってしまうのです。

 そうして……

 2人は、手をつないで通りを駆け抜けていったのでした。

 最後の文章は、以下のようになっています。

「もうすぐ よるがあける。
 いこう はらっぱへ。かえろう ゆめをみるばしょへ。」

 さて……

 夜が明ける前に、どこかに行こうとしているのか?
 夜が明けるから、どこかに行こうとしているのか?

 行く場所は、現実の世界なのか、空想の世界なのか?

 そして、最後にやってきた女の子は誰なのか?

 捉え方は、さまざまです。

 おそらく……

 読者それぞれの現状の違いが、
 捉え方の違いに色濃く表れるのだろうと思います。

 ですから……

 このラストは、
 自分を見つめ直すためのリトマス紙のようだと思うのです……

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:39 | chaury |

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アースデイ東京・「紙芝居を広める会」(14年4月19日)
1.へんなかお
2.わにがめんどりをたべないわけ(紙芝居)
3.おかあさんだいすきだよ
4.あめだま(紙芝居)

<chauryが「よみっこ」じたもののみ>

 アースデイ東京・「紙芝居を広める会」のブースに行ってきました。

 私が参加したのは、19日の前半だけです。

 その時の参加者は、主催者の人も含めて5人。

 この5人が入れかわり立ち代わり演じるという形。

 楽しかったですよ。

 ブースというのは、イベントなどでよく見かける、白い屋根の四隅を支柱で支えているテントです。

 完全な野天ではないのですが、お祭りの中で大道芸をやるような感じも、ちょいとだけありました。

 午前10時ころから開始をしたのですが、最初は、人通りも少なく、お客さんが1人も集まらず、どうなることかと思いましたが、じょじょに人通りが増えて、親子連れが集まってきて、いい雰囲気になってきました。

 このようなおはなし会では、いつも以上に一期一会を意識してテンションが上がります。
 屋外ということもあり、声を張らなくてはいけませんしね。

 また来年も開催予定だということ。
 スケジュールが合いましたら参加しようと思ってます。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:14 | chaury |

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アースデイ東京・「紙芝居を広める会」のお知らせ
アースデイ東京」というイベントが、東京の代々木公園で開催されます。

 開催日は、4月19日(土)・20日(日)です。

 このイベントに、「紙芝居を広める会」として参加をしている方がいます。

 その方から、参加のお誘いをしていただきました。

 参加者を募って集まった人たちが、交代で紙芝居を演じたり絵本の読み聞かせをしたりするそうです。

 そこで私は、明日19日に、紙芝居と絵本を携えて行くことにしました。

 どんな感じになるのか分からないのですが、複数の参加者の中の1人という立場なので、少しだけ気は楽です。

 とにかく、いつものように楽しい時間を過ごしてきたいと思っています。

………………………………………………………………………

アースデイ東京・地図

 *代々木公園といっても、NHKホール側の広場のようですね。

【B】子ども・子育て、女性、ココロとカラダの出店者リスト

 *「紙芝居を広める会」は、このテーマ内の「S6」のブースだそうです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:45 | chaury |

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児童館のおはなし会(14年4月)
1.はじめまして
2.にゃーご(大型絵本)

<2つともchaury&1名が担当>

 4月は、毎年恒例、新入生歓迎会の中での短めのおはなし会。

 大型絵本「にゃーご」は、地の文と猫を私、三匹のネズミと先生をもう一人、という役割分担にして「よみっこ」しました。

 絵本「はじめまして」は、本文中に、桜の木と鳥や虫たちが交わす挨拶「はじめまして」が、たくさん出てきます。

 そこで、この「はじめまして」を、新1年生のみんなにも言ってもらうことにしました。

 この「はじめまして」のきっかけを出すのが私の担当で、その他の本文をもう一人が読むことにしました。

 簡単に練習しただけですが、みんな元気に声を出してくれました。

 これから先、たくさんの「はじめまして」を言って、たくさんの友達をつくってほしいものです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:30 | chaury |

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図書館のおはなし会(14年4月)
1.ながーいおはなのブタくん
2.おしいれ
3.しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん
4.いっぱい やさいさん
5.おかあさんだいすきだよ
6.ベルナルさんのぼうし
7.タンゲくん

<☆chaury担当>

 来場してくれる子どもたちは、小学生前の幼児がほとんどです。

 そんな中で、「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん 」に、
 どんな反応をするのだろうかと思っていました。

 そこで始める前に、
「夜寝る時、恐くはないか?」という質問をしてみました。
 すると2〜3人でしたが、
 恐い夢を見るから夜寝るのが恐いという子どもがいました。

 それで、これは受け入れてもらえそうだと思い、
「よみっこ」を始めたところ、
 やはり、みんな楽しんでくれたようです。

 口には出さないけれど、
 おねしょで、悩んでいる子もいるのかもしれません。

 でも……もしかしたら……

 今夜は大丈夫……だと思います……

「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん 」が、
 しっかりと守ってくれるはずですから。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:45 | chaury |

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