絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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ぼくの ウサギ(絵本)
 いい話だなー!

 と思いながら、
 少しだけ引っ掛ることがありました。

 タイトルです。

 物語は、少年「アルノ」が
「ぼくの ウサギ」の絵を描こうとするところから始まります。

 でも、じっとしていたくない「ウサギ」は、
 窓から逃げ出してしまいます。

「ウサギ」を探し回る「アルノ」……

 その中で「アルノ」は、知るのです。

「……ウサギくんは、じぶんの 
 したいように して いるだけなんだ……」

 こうしたことを悟ったにも関わらず、
 なぜ「ぼくの ウサギ」というように
「ウサギ」が「ぼく」の所有物のようなタイトルになったのか?

 しかも最後の文章は……

「そして、えが できあがると、したにおおきく
 『ぼくの ウサギ』と、かきました」

 ……で、終わっています。

 さらに「ぼくの ウサギ」の文字は、
 本文中で唯一、太字で大きな文字になっています。

 何度か眺め直した時に、
「そうか、そうか、そうかもしれない……」
 と、突然閃いたことがあります。

 それは……

「ぼくの ウサギ」というのは、
「アルノ」が絵に描いた「ウサギ」のことなのだということ!

「アルノ」の目の前で眠っている本物の「ウサギ」は、
「ぼく」の愛するウサギではあるけれど、
 そして、
「ぼく」の家で飼っているウサギかもしれないけれど、
「ぼくの ウサギ」じゃない……

 ……と思うのです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:21 | chaury |

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つきが いちばん ちかづく よる(絵本)
「つきが いちばん ちかづく よる」に、
 一匹の猫が、満月が顔を出すまで、
 街の中をさ迷い歩く話。

 なぜ……?

 なぜなんでしょうね!?

 美しい満月を愛でるにふさわしい場所を見つけるため。
 大切な願い事をするのにふさわしい場所を見つけるため。

 そうなのかもしれないけれど、
 それだけじゃないような気がします。

 だって……

 月がのぼる前の暗がりの中を
 一途に歩き続けている姿には、
 前述した目的は不釣合いです。

 おそらく「なぜ」かということは、
 ひと言で表せるような単純なことではないと思うのです。

 いろいろなことを想像することができます!

 人生や生き方を考えちゃうかもしれません。

 猫に自分を重ね合わせたりして……

 さて、

 少し……お酒でも飲みましょうかね……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:06 | chaury |

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おやすみのあお(絵本)
「色」を楽しむ絵本。

 あるんですね、こんな絵本が……

 色の中で何よりも「藍色」が好きです。

 色見本で指定される厳密な意味での藍色だけでなく、
 藍染をしたような色ならば、すべて好きです。

 そんな色を最初から最後まで……
 表紙でも見返しでも裏表紙でも堪能できるのですから
 こんなに心地よいことはありません。

 それも……

「おやすみのあお」というように「夜の青」です。

 青色の夜ということは、
 おそらく……月夜だということです。

 そんなイメージも重なって、
 寒色であるはずの青なのに、
 おだやかな温かさを感じてしまいます。

 そしてなによりも……美しいのです。

 雪の夜、
 すべてが白でおおわれた時の美しさに通じます。

 すべてが青でおおわれた美しさ……

 静かな青……落ち着きます……

 悩み事や心配事などがあった時、
 気持ちを静めるために眺めるのもいいかもしれません……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:02 | chaury |

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ふしぎなにじ(絵本)
きょうの おやつは」と同時に発行された「かがみのえほん」。

「ふしぎなにじ」は、「きょうの おやつは」以上に
 物語を必要としていません。

 完全に目で見て、

 そして体で感じて、楽しむものです。

 もちろん……

 それぞれの解釈で、
 自分なりの物語を見つけ出すことは自由です。

 それにしても……

 美しい!

 そして、そのアイディアに感嘆!

 美術館に行って、
 絵画を眺めている時の感覚を思い出しました。

 それも、前衛と呼ばれるような絵画です。

 この絵本の素晴らしいところは……

 一度眺めて楽しんだならば
 それで終わりということにはならないことです。

 眺めている時の、不思議な感覚を味わいたくて、
 何度も、何度も、眺め直したくなるのです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:14 | chaury |

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だって…(絵本)
石津 ちひろ
国土社
(2013-02)

「だって…」

 などという言葉の後に出てくるのは、すべて言い訳だ!

 ……と、思って耳を傾けないのはよくありません。

 言い方の問題であって、

 たとえば……

「それには理由がありまして…」

 と、言われれば、

「なになに、その理由とやらを聞かせてもらおう」

 というようなことになるはずです。

 話を聞いてみれば、

「そりゃ、もっともだ、しかたがないな……」

 などと納得するかもしれません。

 この絵本でも、そのようなことが描かれています。

 しかし……

 その理由が、想像もつかない奇想天外なことなので、

 人によっては、

「こらこら、嘘をつくんじゃない!」

 と思うかもしれません。

 でも……

 無理してそんなことを言わずに、

 こみ上げてきた笑を素直に発散するべきです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:56 | chaury |

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チェルシーガーデン・読み聞かせ教室(15年1月)
1.グーパーグーパーグーチョキパー(遊び歌)
2.ぶぅさんのブー
3.まるくて おいしいよ
4.ぺったん ぺったん ぺったんこ(遊び歌)
5.おしくら・まんじゅう
6.きょうのおやつは
7.スプーンさん
8.いっしょなら

<すべてchaury担当>

 いい天気になりました!

 気持ちも晴れやかになります。

 そこで……

「おひさま、きらきらきら……」

 という感じで手を差し上げて、
 今日の天気に感謝をしてから、はじまり、はじまり。

「ぺったん ぺったん ぺったんこ」は、餅つきの遊び歌。

 たとえ餅を食べるのは飽きていても
 餅つきをすることは、飽きていないはず。

「ぺったん ぺったん ぺったんこ」のリズムは、
 赤ちゃんたちにも心地よかったようです。

 いい笑顔を見せてもらいました!

………………………………………………………………………

「チェルシーガーデン・読み聞かせ教室」案内

 次回は、2月12日(木)


| comments(0) | trackbacks(0) | 14:31 | chaury |

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老人ホームのおはなし会(15年1月)
1.十二支のしんねんかい
2.だって…
3.はーくしょい
4.かえるをのんだととさん

<☆chaury担当>

「おはなし会」をやっています。

 ですから絵本の読み聞かせをしたり紙芝居を演じたりします。

 みんなで歌も唄います。

 けれどもそうしたことと同じくらいに大切なことがあります。

 雑談です。

「十二支のしんねんかい」は、
 十二支に登場する動物たちが、
 見開きごとに、それぞれ別々に紹介されていきます。

 すると……

 自分の干支の動物が登場すると声が上がります。

 そして……

 雑談です。

「十二支のしんねんかい」は、リズミカルな文章なので
 最初から最後まで、
 歌うように読み上げて楽しむ絵本でもあります。

 でも……

 歌が分断されるとこよりも雑談が大切なのですね。

 話したいことを話すことが大切なのです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:06 | chaury |

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図書館のおはなし会(15年1月)
1.おしくら・まんじゅう
2.おめでとうのおふろやさん
3.うさぎちゃんとゆきだるま
4.かえるをのんだととさん
5.きょうの おやつは
6.いっしょなら

<☆chaury担当>

 雨の日でしたが、
 けっこう人が集まってくれました。

 ありがとうございました!

「おしくら・まんじゅう」の絵本紹介でも書いたのですが、
 このタイトルの中になぜ「・」があるのかということについて、
 私の考えを紹介しました。

 このタイトルは、
 表紙に描かれている紅白のまんじゅうの名前であり、
 その名前が「おしくら」と「まんじゅう」なのだ!
 ということです。

 そうしましたら……

 女の子が、元気よく一言叫びました。

「ちがうよ!」

 女の子は、ニコニコと楽しそうに笑っています。

 ……シュン……

 でも……

 その後は気を取り直して、大いに盛り上がりました。

 たとえ「ちがうよ!」でも、
 反応を示してくれたのですからね……うれしいことです!

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:57 | chaury |

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おはなししましょう(絵本)
 なぜ……

「おはなししましょう」

 と言っているのでしょうか?

 本文から抜粋しますと、

「みんな ちがっているけれど
 てきとみかたに なりたくないから」

 ということになります。

 ……今……じっくりと……かみしめたい言葉です……!


 ところで……

 この絵本は、
もこもこもこ」や「カニツンツン」と同じ
 谷川さんと元永さんの作品です。

 でも……

 内容は誰でもが分かるもので、
 タイトルにも表されているように、
 メッセージもあります。

 でも……

 その内容とメッセージは、
 谷川さんの文章から得られるものです。

 すると……

 元永さんの絵は、
 谷川さんの文章を盛り上げるための
 付属物なのでしょうか?

 ……そうではないはずです……

 この絵本の中で、
 元永さんが描いているものは、
 主に漫画などで台詞が書き込まれる「吹き出し」です。

 でも……

 その吹き出しの中に台詞はありません。

 まれに書かれているのは、
 谷川さんの一連の文章の中の一部の言葉です。
 吹き出しの外に出したとしても問題はありません。

 元永さんが描いている吹き出しは、
 本来の目的である言葉を囲むものとしてあるのではなく、
「吹き出し」という一つのものとして立派に独立しているのです!

 ですから……

 ひとつ、ひとつの吹き出しが、
 それぞれ別個のキャラクターを持っているように見えます。
 
 絵本の中の吹き出したちは、自らの意思で躍動しているのです。

 さらに……

 数多くの吹き出したちは、
 言葉を持っていないのにもかかわらず、
 さまざまなことを話しているように見えてきます。 

 すると……

 文章では「おはなししましょう」
 という言葉が書かれているけれども、
「おはなし」というのは
「コミュニケーション」のことなのではないかと
 思えてくるのです。

 体全部で向き合い、体全部をぶつけ合う……

「コミュニケーション」は、言葉だけではありませんからね。

 元永さんの絵は、
 谷川さんの言葉と一体になって、
 そんなことを訴えているような気がするのです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:36 | chaury |

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スプーンさん(絵本)
「スプーンさん」が……

 歩いてます。
 はねてます。
 登ってます。
 すべってます。
 踊ってます。

 なんだかとっても楽しそうです……

 そんな顔を「スプーンさん」はしています。

 これだけ楽しく遊んだならば、お腹が空くはずです。

 そんなことを考えていると……
 いいタイミングで、大きな皿に入ったヨーグルトが登場します。

 ここで気が付くのです!

「スプーンさんは、どうやってヨーグルトを食べるのか?」

 ヨーグルトは、スプーンで食べるけれど、
 体全部がスプーンそのもので
 手も足もない「スプーンさん」は、
 ヨーグルトを食べることが出来そうにありません!

 それに……

 よくよく「スプーンさん」を見てみると、
 目、鼻、口は、スプーンの凹の方ではなく凸の方にあるのです。

 これでは……

 ヨーグルトをすくっても食べることができません。

 せっかく、目の前にヨーグルトがあるというのに!

 でも……

「スプーンさん」は、とことんスプーンだったのです!

 自分でヨーグルトを食べるなんてことはしないのです。

「スプーンさん」は、他人のために食べ物をすくうのです。

 それが「スプーンさん」の役割であり、
 そうすることがきっと……
「スプーンさん」の喜びなのだと思うのです!

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:07 | chaury |

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