絵本の読み聞かせをしてみよう!よみっこ ブログ




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あかり(絵本)
林 木林
光村教育図書
(2014-12)

 大河ドラマのようです!

 32ページの絵本の中に、
 一人の女性の誕生から晩年までが、
 一本の「ろうそく」と共に描かれています。

「ろうそく」は、その女性の母親が、
 女の子の幸せを願って手作りしたものです。

「ろうそく」の「あかり」がともるのは、
 幼き頃は誕生日などの幸せな時でした。

 けれども……

「いつしか つらい ときに
 よりそう あかりに なっていました。」

 ……と、書かれています。

 このような時を過ごした後、「おばあさん」になった女性が、
 ちっぽけになってしまった「ろうそく」に火をともします。

 そうして……

「ろうそく」に対して感謝の言葉をつぶやくのです。

 このシーン……感動して泣けてきます!

 そして最後に思うのです……

「ろうそく」は、
 女性に寄り添っていただけでなく、
 女性の心を映す鏡でもあったのだろうなと。

 さらには……

「ろうそく」は女性そのものだったのだろうと……

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:26 | chaury |

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老人ホームのおはなし会(15年2月)
1.くろくまくんあいうえお
2.パイルドライバー
3.びっくりこたつ
4.うえきばちです

<すべてchaury担当>

「びっくりこたつ」は、
 こたつの蒲団部分をめくると
 中に隠れていたものが現れるという
 簡単な仕掛け絵本です。

 絵本の内容だけでなく、、
 読み終わった後の
 掘りごたつや練炭の話でも盛り上がりました。

 この日も、みなさんと共に歌い笑い話をして、
 楽しい時間を過ごすことができたかなと思いながら、
 みなさんを会場から送り出していました。

 すると……

 最後に残っていた車椅子を利用している女性の方が、
 少々困ったような顔をしながら
 隣に置いてある椅子を指さしたのです。

 その椅子の座る部分のほとんどが、
 色が変わっており濡れているのが分かりました。

 そこに座っていた別の女性が、
 そそうをしてしまったようです。

「教えてくれて、ありがとうございます。
 大丈夫ですよ」

 などと言って笑いながら、
 その女性も送り出しました。

 このようなことは、
 あることだとは分かっているのです。

 それでも……

 その椅子に座っていた女性の先ほどまでの笑顔と
 濡れている椅子が、頭の中で重なり、
 ほんの少しだけ感傷的になってしまったのでした。

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:24 | chaury |

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よるです(絵本)
ザ・キャビンカンパニー
偕成社
(2014-12-04)

 夜をたっぷりと味わえます。

 ただし……

 夜の苦手な女の子「すうちゃん」の夜です。

 そんな「すうちゃん」が、

 夜を楽しむことになるのですが、

 そのための役割を果たすのが、

 毛布が変身した「ばく」です。

 なんとなく……

 設定はありがちなようですが、

 そんな印象はひとつもありません。

 絵に魅せられてしまうからです。

 それに……

「ばく」は夢を食べるだけではないのです。

 その後があるのです……たまりません!

 そしてラスト……

 私の予想は、気持ちよく裏切られました。

「すうちゃん」がおねしょをして終わりだと思ったのですが、

 とっても幸せそうな眠りで終了していました。

 こちらの方が、気持ちのよい読後感ですよね!

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:34 | chaury |

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どん どこ どん!(絵本)
 音楽は……

 どこにでもあるんだ!

 叩けば音が出る。

 リズムがきざめる。

 さぁ、音楽を楽しもう!

 ということで……

「どん どこ どん!」といった音を出しているのは、

 太鼓ばかりではありません。

 ペットボトルや

 ボタンや

 スリッパも登場します。

 みんなで声を出したり、

 何かを叩きながら楽しむのもいいと思いますよ!

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:10 | chaury |

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ひっぽのたび(絵本)
「男と女・恋愛の絵本」……として読むこともできます!

 いつも一人ぼっちの寂しいカエル「ひっぽ」と
 夢の中を旅することができる「小さなひつじ」の物語。

 美しい絵の絵本です。

 この絵を堪能できれば
 それで十分だなと思いながら読み進めていました。

 けれども突然……波乱が起きます!

「ひっぽ」の行動は、いったいなんなのでしょう?

 勝手です!

 おそらく……

「ひっぽ」は男なのでしょうね。

 だから……

 本当は「ひっぽ」のことが分からないでもないのです。

「ひっぽ」にひきかえ「ひつじ」は素晴らしい!

「ひつじ」は「ひっぽ」を全面的に受け入れるのです。

 そうでなければ、この物語のラストはありえません。

 ラストの絵……

「ひつじ」の限りない心の広さと
「ひっぽ」の依存ということを感じてしまいました。

 もちろん……絵の美しさも感じながらです……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:55 | chaury |

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フワフワさんは けいとやさん(絵本)
 覚悟はしていたのです!

 作者・樋勝 朋巳さんの第二弾が出ないかと熱望しながら、
 一作目「きょうはマラカスのひ」の
 インパクトが強烈だったので、
 二作目は、パワーダウンしてしまうのではないかと。

 しかし……

 こんな気持ちをみごとに裏切ってくれました!

 すばらしい!

 ところで……

 楽しみ方は「きょうはマラカスのひ」と同じです。

 真面目に真面目に読み進めます。
 笑っては、いけません。

「よみっこ」でも同じことです。
 笑うことなく真面目に読みます。

 それからもう一つ、
 かぎりなく優しい気持ちを
 体の中に秘めておくことを忘れてはいけません。

 その上で……

 棒読みのような感じでもいいので
 ……むしろその方がいいと思います……
 ゆったりと、たんたんと、読み進めるのです。

 私は……

「きょうはマラカスのひ」の経験があるので
 初見の時から、このようにして楽しんでいたのですが、
 ラストのページで我慢しきれなくなり、
 吹き出してしまいました。

 もちろん……

 これは私の楽しみ方であって、楽しみ方は自由です。

 絵本を手にして、
 感じたまま、思いのまま、楽しんでみてください……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:39 | chaury |

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こんにちは(絵本)
 散歩をしているらしい「くまくん」が、

 会う人ごとに「こんにちは」を言っています。

 興味を引かれたことを一つだけ紹介。

「くまくん」が出会って「こんにちは」と挨拶をするのは、

「おはなさん」から始まって
「すずめさん」「ねこさん」「いぬさん」と続きます。

 次に登場するのは、牛乳屋さんです。

 でも……

 牛乳屋さんは、ヤギさんなのです。
 次が、新聞屋さん。
 カバさんの新聞屋さんです。

 でも……

「やぎさん」とか「かばさん」という名称は出てきません。
 二本足で立って服を着ている
「ヤギさん」とか「カバさん」が描かれているだけです。

 だから……

「やぎさんのきゅうにゅうやさん」とか
「かばさんのしんぶんやさん」ということにはなっていません。。

「いぬさん」までは、リアルな動物として
 描かれていたんですけどね……

 ちなみに「くまくん」は、
 ズボンをはいて、二本足で立っています。

 おそらく……

「くまくん」に感情移入する子どもにとっては、
 日常目にして馴染んでいる動物たちは、
 日常と同じ動物として擬人化せずに描いた方が、
 リアリティがあるということなのだと思います。

| comments(0) | trackbacks(0) | 19:25 | chaury |

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図書館のおはなし会(15年2月)
1.ぴたっ!
2.いいからいいから4
3.ぐるぐるジュース
4.よるです
5.つたわるきもち
6.ねこガム

<☆chaury担当>

「よるです」は、いい!

 絵が子どもたちを惹きつける。

 導入が、怖い話の感じなので、

 なおさら見入ってしまったようだ。

 でも……

 一人の男の子は、

 何回も「こわくない!」と言っていましたけどね……!

「つたわるきもち」は、

 ネズミさんのクマさんを思う気持ちが

 なかなか伝わらないという話なのだけれど……

 途中で一人の女の子が、

「かわいそー」

 と、心配そうに言っていました……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:05 | chaury |

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ぱっぱ らっぱ ぷー!(絵本)
「ぱっぱ らっぱ ぷー!」は、
「らっぱくん」が出した音。

 体全部を使って響き渡らせた音は……

 元気がよくて
 力強くて
 とっても楽しそうな音です。

 だから……

 その音を聞いた
 他の登場人物たちも音を響き渡らせたり
 声を張り上げたくなるのです。

 大きな声を出すことは、
 それだけで気持ちがいいことですからね。

 もちろん……

 その音や声は
「ぱっぱ らっぱ ぷー!」ではなく
 自分自身のものです。

 さて……

 どんな音や声で楽しませてくれるのでしょうね!?

「よみっこ」ではなく一人で絵本を眺めている時でも、
 声に出して読んでみてください!

 たとえ一人でも楽しくなってくるはず……!

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:36 | chaury |

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うるわしのグリセルダひめ(絵本)
 すごいです!

 気軽に表紙をめくってはいけません。
 気を付けてください……

「首」がごろごろと出てきます。

「グリセルダひめ」のせいです。

 美し過ぎるのです!

 姫を一目見た男は、その美しさにうっとりとして、
「くびったけ」になってしまうのです。

 だから……首がごろん。

「なんだ、だじゃれかい!」

 などと言っている場合ではないのです。

(作者は、アルゼンチンの人なのですが、
 原文はどうなっているのでしょうね?)

 絵本の中では、いくつもの「首」が、
 そのままはっきりと描かれているのですから。

「グリセルダひめ」は、
「首」を片手で持ってかかげたり、
「首」コレクションをしたり、
 猛獣の頭部などのように、壁に飾りつけたりしています。

 さて……

 こんな内容を含んでいる物語が、
 絵を伴った絵本になると、どんな雰囲気になるのか!?

 面白そうだ! 眺めてみてもいい!

 と思った人だけ、この絵本を手にしてみてください。

 最後に……

 見逃してほしくない所を一箇所だけ紹介。

 最終ページ前の見開き。

「グリセルダひめ」の表情と視線!

 なんだか……幸せそうです……

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:55 | chaury |

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